句集「南谷」完成
「第62回『奥の細道』羽黒山全国俳句大会」の兼題投句をまとめた句集「南谷」がこのほど完成し、投句された皆様宛に発送されています。
この句集は毎年、本大会当日に参加者に配布されていましたが、今年はコロナ禍の影響で本大会が中止になったために、投句者全員に郵送されています。
今年の投句は一般の部が525句、子供の部が1981句でした。
その中で、我が羽黒吟社会員の工藤京子さんの句が、対馬康子先生の特選に選ばれています。
月山に心遊ばせ草を引く 京子
長年、月山九合目の仏生池小屋を切り盛りしてきた作者でしたが、今年からは息子さん夫婦に完全にバトンタッチし、山には上らない夏を過ごされました。それでも、何をしていても、気持ちはついつい月山へと向かうのでしょう。「心遊ばせ」には作者にしか分からない深い思いが込められているようです。
京子さん、おめでとうございます。
本日開催された『奥の細道』羽黒山全国俳句大会の実行委員会では、本年の第62回大会の経過が報告されるとともに、来年の第63回大会も開催を前提に準備を進めることが決まりました。
早期にコロナ禍が収束し、第63回大会が賑やかに開催されることを期待したいです。
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