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秋の吟行会・俳句大会開催

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文化の日の11月3日(月)、羽黒吟社の吟行会、俳句大会を開催しました。

これは、羽黒芸術文化祭の一環として、羽黒芸文協の委託を受けた当吟社が、会員のみならず一般の方々にも参加を募って開催する事業です。

今回は吟社会員以外にも5名の参加を得て、総勢12名での開催となりました。

吟行は「羽黒芸術の森・今井アートギャラリー」とその周辺で行いました。

今井画伯の絵画を始め、氏が収集した美術品や企画展示作品など、たくさんの美術品はもちろん、土蔵を改造した建物自体や、周辺の「森」の自然、併設のレストラン「オーブン・カトウ」でのランチなど、俳句のネタにあふれた素晴らしい環境で、参加者の皆さんは容易に課題の5句を作られたようでした。

午後からは会場を手向地域活動センターに移して俳句大会を行いました。選者には三井量光先生(「椅子」主宰)をお迎えし、入選作品だけでなく、投句のすべてに講評を頂きました。

【三井量光先生選】

(特選)

幾百年ヒマラヤ杉に時雨かな   昭子

非常口の走る人型冬のこゑ    美恵

(秀逸)

晩秋や若き画家等の色づかひ   よしこ

雑木林すかす柿の実あざやかに  明日香

(佳作)

「芸術の森」や木の実もアートめく  彰

AとBより選ぶ珈琲秋深む     正宏

韻を踏む雨垂れ冬入らむと     正宏

 

羽黒芸術文化祭作品展示

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毎年恒例の「羽黒芸術文化祭」において、羽黒吟社の作品を展示いたしました。

今回は都合の悪い方もいましたが、全部で40点ほどの色紙、短冊などを会場の羽黒体育館に展示しました。

10月30日から11月3日までの5日間に、多くの方にご覧頂きました。羽黒吟社が毎月、山形新聞や荘内日報に掲載していただいている作品を読んで下さっている方々もいらっしゃって「毎月見てるよ!」と声をかけていただきました。

作品の側に設置した投句箱にも、来場者からの投句が少なからずありました。

ありがとうございました。

このような作品展示をきっかけに、私たちと一緒に俳句を楽しんでくれる方が増えてくれるとをお待ちしております。

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第67「『奥の細道』羽黒山全国俳句大会」開催

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10月19日(日)、いでは文化記念館において、第67「『奥の細道』羽黒山全国俳句大会」が開催されました。

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今年の選者は「古志」同人、「麒麟」主宰の西村麒麟先生でした。

西村先生には午前中、「今、芭蕉を読むということ」との演題で講演していただきました。

芭蕉の作品を晩年に限らず、初期のものから読むことの有用性を語る中で、作句に関する様々な見識を伺うことができ、とても勉強になった講演でした。

午後からは、兼題、席題の選評、子供の部の選評を丁寧にして頂き、こちらも大変勉強になりました。

羽黒吟社としては、兼題の部で一名の入選がありましたが、席題の部では残念ながら入選はありませんでした。

吟社会員以外の方々と一緒に学び会うという機会はとても楽しく、刺激にもなります。

来年の大会を楽しみにしています。

(兼題佳作) 外つ国を歩ける幸や薔薇の花  美生

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秋の吟行会・俳句大会

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秋晴れに恵まれた11月4日(月)、恒例の羽黒芸術文化祭参加「羽黒吟社秋の吟行会・俳句大会」が開催されました。

今回は吟社会員9名に加え、山形から3名、酒田から3名の参加を頂き、総勢15名といつもより少し賑やかな会となりました。

始めに全員で重要文化財の「黄金堂」を訪ね、副住職さんおふたりの導きで「幸せ3年詣り」を行いました。黄金堂に入ったのが初めてという参加者も多く、羽黒修験独特の祈り、ありがたい仏像群、辰年にちなんだ珍しいお参りなど、魅力満載のお参りとなりました。副住職さんたちのお話に花が咲き、ここだけで吟行を終えた方もいらっしゃったようです。

  爽涼や阿吽の対峙仁王像 (富五郎)

  護摩木にも隈なく秋日黄金堂 (彰)

黄金堂のお参りの後は、その周辺での自由散策ということにしました。ほぼ100メートルほどの範囲に、「自坊小路」「馬走り小路」「的場小路」など由緒ある小路や、正善院、峰の薬師や福王子稲荷などの寺社、図司呂丸宅跡、旧羽黒第一小学校などがある上、裏小路にはそれぞれの冬支度をされている人たちの生活の様子も見られて、句材には事欠かなかったようです。

  路地裏の落葉日当たる方へ掃く (量光)

  冬支度ゆっくり進む裏小路 (彰)

吟行後には手向地域活動センターに戻って、多聞館で用意したお弁当を頂きましたが、ここにも「きのこご飯」という季語を仕込んでありました。

午後からは全員が吟行句五句を投句しての俳句大会です。

選者は「椅子」主催の三井量光先生と「「いではの会」主催の石井野洲子先生です。

それぞれ、特選二句、秀逸二句を選んでいただきました。

【三井量光先生選】

(特選) 手向路は神様日和小鳥来る (美恵)

     箒木を染めむ呂丸の屋敷跡 (正宏)

(秀逸) 干柿の食べ頃となる陽射かな (春子)

     秋寒や法話あちこちききもらす (廣)

【石井野洲子先生選】

 (特選) 手向路は神様日和小鳥来る (美恵)

     由来記に最澄の御名貴船菊 (正宏)

(秀逸) 秋蝶と連れ立ち月山遙拝す (量光)

     赤とんぼ微笑んでゐる地蔵尊 (春子)

次回吟行会は来春(6月を予定)です。

     

 

第66回「奥の細道」羽黒山全国俳句大会

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10月27日(日)、羽黒山門前の「いでは文化記念館」を会場に、「第66回『奥の細道』羽黒山全国俳句大会」本大会が開催されました。

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これに先立ち、26日(土)には「子どもの部」の選評と表彰が行われました。

選者の奥坂まや先生(「鷹」同人)抜井諒一先生(「群青」同人)がそれぞれ2000句の中から特選、秀逸、佳作に選んだ作品について、丁寧に選評してくださいました。会場に集まった受賞者の小中学生にとっては貴重な経験になったことと思います。

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本大会当日は天気にも恵まれ、午前中は開会行事に続いて、奥坂まや先生より「季語の源流」というテーマで記念講演をいただきました。俳句で用いられている季語が、万葉の和歌の語感、さらには縄文人の生活にも根ざしているという、大変興味深いご講演でした。

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午後からは兼題の部、席題の部それぞれの入選句について、奥坂先生と抜井先生から選評して頂き、表彰が行われました。

兼題の部、席題の部ともに、我が羽黒吟社から入選者を出すことができて、大変嬉しく思いました。

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また、昨年新設された「Zの部」にも今年初めて8名の投句がありました。また、一般の部の投句についても、総数は昨年より若干減少したものの、比較的若い世代からの投句が増えていて、今後の大会運営に明るい希望を抱かせてくれました。

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全国規模の俳句大会となると、その運営には物的にも人的にも多くの負担が必要となります。そのため、名のある俳句大会が中止になったとの話も聞こえてきます。
幸い、「『奥の細道』羽黒山全国俳句大会」は、その意義と価値を理解してくださる多くの皆様に支えられて、回を重ねております。

羽黒吟社としても、「俳句の聖地・出羽三山」にふさわしい俳句大会であり続けるように、微力ながら協力していきたいと思っております。

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今回の大会にご尽力いただきました関係者の皆様に感謝申し上げるとともに、今後も変わらぬご支援をお願い申し上げます。

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(写真提供:羽黒町観光協会)

 

【祝・羽黒吟社会員の入選句】

【兼題の部】

(奥坂まや先生選)

(秀逸) 月山や分蘖(ぶんけつ)太き青田風 (美恵)

 

【席題の部】

(奥坂まや先生選)

(秀逸) 夕暮れて頬を擦りし蜻蛉かな (明日香)

(佳作) ままごとの声弾ませてどんぐりこ (春子)

     とんぼ追ふ子に微笑みし遠月山 (弘幸)

(抜井諒一先生選)

(特選) 蜻蛉や杉の年輪浮き上がり (美恵)

(秀逸) 団栗のはかまを集む園児かな (幸子)

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ゆぽか作品展示

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「やまぶし温泉ゆぽか」において、羽黒吟社作品展示を開催しております。

色紙や短冊にたしなめた俳句作品をやまぶし温泉ゆぽかの展示スペースに8名30点ほど展示しております。

期間は5月17日(金)~6月17日(月)までです。

ゆぽかにおいでの際にはぜひ、ご覧ください。

秋の吟行会開催

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11月4日(土)、令和5年度羽黒芸術文化祭参加の羽黒吟社秋の吟行会が開催されました。

あいにくの雨模様でしたが、吟社会員の他、山形から3名も加わり、13名が参加しました。

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今回の吟行地は、庄内町余目地域。

休止中のJR南野駅~「舟つなぎのマツ」~「廻館のオオケヤキ」~「払田の地蔵の松」~亀の尾の里資料館を巡りました。

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払田の地蔵の松を訪ねていると、ちょうど通りかかった地元のガイドの方がこの松のやそばに建つ石造りの六面地蔵の由来について丁寧にお話ししてくださいました。何かの導きのような感じがしました。

句会会場の余目第四町づくりセンターで各々5句投句して洋風弁当の昼食をとり、午後から句会となりました。

選者は三井量光先生(椅子)と石井野洲子先生(いでは)で、それぞれ特選2句、秀逸2句、佳作3句を選んで頂きました。

(三井量光先生選)

【特選】

・滾(たぎ)る朱の全き秋の箒草 (美恵)

・老松に張られしワイヤー冬隣  (彰)

(石井野洲子先生選)

【特選】

・竜淵に潜む寒村無人駅     (正宏)

・舟つなぎ半身削がるる時雨松  (正宏)

和やかな中にも多くの学びのある句会となりました。

参加された皆様、ご苦労様でした。

※ 次回の吟行会は来春の予定です。

※ 羽黒吟社会員を随時募集しております。お気軽にお問い合わせください。

  (土岐:090-1495-5571)

【第65回「奥の細道」羽黒山全国俳句大会のご案内】

 【第65回「奥の細道」羽黒山全国俳句大会のご案内】

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第65回となる「『奥の細道』羽黒山全国俳句大会」が10月22日(日)に開催されます。

それに先立ち、兼題の部の投句を募集しております。

今大会では、従来の「一般の部」とは別に、高校生、大学生を対象とした「Zの部」が創設されました。若い感性にあふれた作品が集まることに期待しております。

また、従来通り、小学生(4年生以上)と中学生を対象とした「子供の部」も募集しています。

投句締め切りは 「一般の部」と「Zの部」が8月20日(日)必着、「子供の部」が8月25日(金)必着です。

その他の投句要綱については出羽三山神社のホームページをご覧ください。投句用紙もそちらからダウンロードできます。

多くの皆様の投句をお待ちしております。

出羽三山投句箱を設置しました

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6月8日〈金〉、出羽三山投句箱の設置作業を行いました。

これは羽黒町観光協会から羽黒吟社が受託している事業で、毎年この時期に出羽三山地域に投句箱を設置し、11月頃に取りまとめて選句・表彰しているものです。入選句は出羽三山神社の社報(新春号)にも掲載されます。

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今回は羽黒山頂(芭蕉像横)、随神門(参道側)、黄金堂(門の内側)、玉川寺(門の内側)の4カ所に設置しました。このほかに、月山8合目(管理小屋前)と湯殿山(参籠所入り口)にも設置されます。

松尾芭蕉が「奥の細道」の旅で訪れた俳句の聖地出羽三山で、多くの皆さんが俳句を作られ、投句してくださることを期待しております。

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令和5年第1回吟行会開催

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6月6日〈火〉、快晴の下、本年度第1回目の吟行句会を開催しました。

吟行地は酒田市の浜中地域と善寶寺、句会会場は出羽商工会本所をお借りしました。

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浜中ではメロンを栽培されている菅原さんに収穫を間近に控えたメロン農園などを案内していただきました。また、昔の映画「砂の女」の撮影が行われた浜中海岸周辺もご案内いただきました。

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また、善寶寺では広い境内を思い思いに巡りながら、木陰を選んでは作句していました。

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句会では選者に三井量光先生(「椅子」)、石井野洲子先生(いではの会主催)をお迎えし、ご指導いただきました。

 

【三井量光先生 選】

(特選)

飛行機雲真下はメロンまだ未熟 (野洲子)

夏空によぎる砲煙戦中派 (祥)

(秀逸)

薔薇咲きて窓全開の厨ごと (明日香)

カップメンジャンケンポンと梅雨に入る (辰美)

(佳作)

梅雨晴は大海原の余白かな (正宏)

尺蠖に五体投地の無信心 (祥)

擬宝珠の花使用禁止の手水鉢 (彰)

 

【石井野洲子先生 選】

(特選)

一点の染みも許さぬ花辛夷 (京子)

山門の五百羅漢に初夏の風 (京子)

(秀逸)

芍薬の豪奢に咲くや散るもまた (芳子)

霊峰に会釈をかわし端居かな (春子)

(佳作)

ひと巡りして堂裏に涼みけり (量光)

梅雨晴れは大海原の余白かな (正宏)

曝涼の一考の書を読んでをり (拙郎)

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第2回目の吟行句会は11月に羽黒芸術文化祭参加の俳句大会として開催する予定です。

(詳細は10月上旬にお知らせします)