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令和2年度投句箱入選作品

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羽黒吟社が鶴岡市羽黒町観光協会より委託を受けて出羽三山地域内6カ所に設置・管理している投句箱

令和2年度は、コロナ禍の影響で出羽三山にお越しになった方が大幅に減少したこと、また、毎年当地で開催している「奥の細道・羽黒山全国俳句大会」が、同じくコロナ禍により郵送による兼題および子供の部のみの開催となったこともあって、例年より投句数が大幅に減少しました。それでも、入選句には出羽三山を訪れた際の体験や感動を詠んだ秀句が並んでいます。

(※入選作品とその選評は出羽三山神社社報令和3年新春号23ページに掲載されています。)

令和3年度も、投句箱の設置を行っております。

御来山の折りにはぜひ、力作を御投句いただきますようお願いいたします。

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句集「南谷」完成

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「第62回『奥の細道』羽黒山全国俳句大会」の兼題投句をまとめた句集「南谷」がこのほど完成し、投句された皆様宛に発送されています。

この句集は毎年、本大会当日に参加者に配布されていましたが、今年はコロナ禍の影響で本大会が中止になったために、投句者全員に郵送されています。

今年の投句は一般の部が525句、子供の部が1981句でした。

その中で、我が羽黒吟社会員の工藤京子さんの句が、対馬康子先生の特選に選ばれています。

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 月山に心遊ばせ草を引く 京子

長年、月山九合目の仏生池小屋を切り盛りしてきた作者でしたが、今年からは息子さん夫婦に完全にバトンタッチし、山には上らない夏を過ごされました。それでも、何をしていても、気持ちはついつい月山へと向かうのでしょう。「心遊ばせ」には作者にしか分からない深い思いが込められているようです。

京子さん、おめでとうございます。

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本日開催された『奥の細道』羽黒山全国俳句大会の実行委員会では、本年の第62回大会の経過が報告されるとともに、来年の第63回大会も開催を前提に準備を進めることが決まりました。
早期にコロナ禍が収束し、第63回大会が賑やかに開催されることを期待したいです。

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羽黒吟社俳句大会開催

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11月2日(月)、大山の自然学習交流館「ほとりあ」において、「椅子」主宰の三井量光先生を招いて、羽黒吟社俳句大会を開催しました。

この大会は毎年、羽黒芸術文化祭の一環として開催しているものです。

俳句大会に先立ち、ラムサール条約にも登録されている「大山上池・下池」で吟行を行いました。

湖面を覆う蓮はすっかり枯れていましたが、周囲の山々の紅葉は真っ盛り。水鳥もたくさんいて、句材には事欠きません。あいにくの雨模様でしたが、皆さん熱心に作句に励んでいらっしゃいました。

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ほとりあで、昼食をはさんで句会の開始です。

参加者が吟行句三句を投句しての互選句会と、事前に五句ずつ投句してあった兼題句についての選者の選評を行いました。

三井先生には、全ての投句について評を頂き、大変勉強になりました。

ありがとうございました。

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【三井量光先生 選】

兼題 特選  枝打ちの良き谺して村小春   辰美

   秀逸  啼声を牧に残して牧閉ざす   孝

    〃  まだ緑勝りて姫の菊人形    美恵

席題 特選  句帳持つ手はポケットに冬隣  彰

【石井野洲子先生 選】

兼題 特選  まだ緑勝りて姫の菊人形    美恵

   秀逸  追善の父母の遺影や小鳥来る  辰美

    〃  枝打ちの良き谺して村小春   辰美

席題 特選  腕組みを解けば百羽の鴨動く  量光

【席題高得点句】  

六点句  腕組みを解けば百羽の鴨動く   量光 

 〃   水澄むやらしく生きよと鳥の声  美恵  

五点句  葦原の枯れて筋金入りとなり  野洲子  

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羽黒芸術文化祭作品展示

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毎年恒例の「羽黒芸術文化祭」の作品展示が10月31日(土)~11月3日(火・祝)まで、羽黒町民体育館で開催され、羽黒吟社も出展しました。

会員それぞれが、色紙や短冊に自作の俳句をしたためた色紙や短冊を持ち寄り、50点ほどを展示しました。

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このような形で展示発表する機会があることは、会員にとってもいい刺激になります。

ご覧いただいた方から頂戴する感想も励みになります。

来年もさらにいい作品を展示発表できるように精進したいと思っております。

俳句大会のご案内

令和2年度の羽黒芸術文化祭参加「羽黒吟社俳句大会」を下記の要項で開催します。

鶴岡市にお住まいかお勤めの方ならどなたでもご参加いただけます。

ご参加をお待ち申し上げております。

            記

〈日程〉11月2日(月) 

9:30 鶴岡市自然学習交流館「ほとりあ」駐車場に集合(電話0235-33-8693)

(吟行) ラムサール条約登録湿地「大山上池・下池」周辺

11:30「ほとりあ」2階 学習交流室に集合    

      3句投句 (締切12:30)

        (昼食)

1:00~ 俳句大会 (終了予定3:30頃)

〈選者〉 三井量光先生 (俳誌「椅子」主宰)

     石井野洲子先生 (いではの会主宰)

 

〈兼題〉 「当季雑詠」5句を投句用紙に書き、土岐まで持参か、郵送、ファックス、Eメールのいずれかの方法で、10月19日()まで提出してください。 (投句料無料)。俳句大会への出欠を明記してください。

                       

〈席題〉「嘱目吟」3句 (席題は当日発表) (投句締切12:30)

〈当日会費〉2000円(会場費、資料代、昼食代ほか)

 〈表彰〉 兼題・・選者ごとに特選1句、秀逸2句、佳作5句

     席題・・互選高得点句3位まで

  投句用紙⇒r2.docxをダウンロード

作品展示開催中

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羽黒吟社会員の作品展示が、鶴岡市羽黒庁舎の市民ホールにて開催中です。

期間は9月1日(火)より30日(水)までです。

会員の力作をおよそ50点展示しております。

ぜひ、ご覧ください。

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